ハーモニカ演奏の変遷③

カラオケ音声を作成するようになってからは、支障なくハーモニカを毎週吹けるようになったので、ちょっとホッとしました。

体操の休憩時間に、参加者に楽しんでもらおうと思って始めた取り組みでした。「夏の思い出」「北の国から~五郎のテーマ~」「さくら」「人生いろいろ」「虹と雪のバラード」「おおブレネリ」「野に咲く花のように」「糸」「夜明けのスキャット」「サウンド・オブ・ミュージック」「みかんの花咲く丘」「太陽がくれた季節」「いい日旅立ち」「長崎の鐘」「となりのトトロ」「椰子の実」……など、次々と吹いていきました。

何回かは歓声が上がるなどの反応もありましたが、正直のところ、私の想像していたのとは、ちょっと反応が違いました。

昔、高齢者施設でハーモニカを吹いていた頃は、とても喜でくれている様子で、私も嬉しかったんですよね。でも、マルシェでは、そういう様子があまり見えなくて、演奏後に拍手はしてくれるんですが、「本当に楽しんでもらえてるのかなぁ」と、私の中では半信半疑だったんです。

それで、「こういう状態は何だか嫌だなぁ」と思い始めてしまったので、他の指導士さんとも相談して、9月から、新しい形でこれを始めることにしたんです。

「レクレーションタイム」と銘打って、音楽を聞きながら、体操や口腔運動、時には一緒に歌ったりと、一方的に聴かせる形ではなくて、全員参加の形にしたんです。

それを、最初は、ハーモニカを吹きながらやろうと思ったので、私も手足を自由に動かすことができる状態にするために、写真のような小道具を買いました。

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